皆様。
大変、お待たせいたしました!!約3ヶ月ぶりの更新です。
ご無沙汰している間に、
新年を迎え、1年で最も寒い2月となりました。
暖冬とはいっても、まだまだ寒風が身にしみる頃かと思います。
【サッポロ・ミュージアム デザインカフェ】がスタートしてから、9ヶ月がたちました。
この5月で1周年を迎えます。
改めまして、
2008年、【サッポロ・ミュージアム デザインカフェ】にご参加いただいた方、
ご関心をお寄せいただいた方、多くの方々に深くお礼を申し上げます。
2009年も、ミュージアムを通じて、人の輪が大きく広がっていきますように・・・
年頭にあたり、カフェの運営にあたる、私たち、
「サッポロ・ミュージアム 5:01」メンバーの想いをまとめてみました。
(デザインカフェvol.4でお配りしたリーフレットの表紙にも掲載しています。)
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従来の博物館のイメージは、
かしこまった資料が陳列されていて、
一方的に見るだけのイメージが強かったと思います。
しかし、なにげなく接している日常のモノ・コトのすべてに、
実はひとつひとつ存在の価値があるはずです。
これからのミュージアムは、こうしたものにも光を当て、
ひとりひとりが多彩な関わり方をすることで、
新たな発見と感動を私たちにもたらしてくれる可能性を秘めていると思います。
私たち、「サッポロ・ミュージアム 5:01」は、
この可能性をもっと広げる主な取り組みとして、
「集いの場」を創る活動を行う有志の集まりです。
ミュージアムに興味のある人もそうでない人も
一緒になって交流することのできる「集いの場」を創り、
いろいろな人の想いやチカラ、そして夢を、
点から線へ、線から面へ広げていくことで、
主体的かつ多彩な活動が生まれるような関係を築いていきます。
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こんな想いを胸に、
2009年1発目!の【サッポロ・ミュージアム デザインカフェ vol.4】が
1月21日(水)に開催されました。
足場が悪い中、今回も約40名の方々にご参加いただきました。
会場では、「また、お会いしましたね!!」なんて声も。
リピーターの方々を中心に、
多彩な人の輪が着実に広がっているのを実感し、メンバーはニンマリ。
今回もグループトークを実施するため、
参加者の方々には受付時にクジをひいていただきました。
新たな輪が広がる予感・・・!
さて、【サッポロ・ミュージアム】と名がついてはいますが、
なにせ、人の輪は無限大!!札幌限定ではございません。
道南の伊達市では、
札幌に先駆けて、市民と博物館との積極的な関わりが築かれています。
具体的にどんな取り組みをされているのか、
市民と博物館を結ぶ立場である、
伊達市噴火湾文化研究所学芸員の青野友哉さんにお話をうかがいました。


噴火湾沿岸は、縄文文化をはじめとした遺跡が多いことで知られています。
「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産の暫定リスト入りしたことも
大きく話題になりましたよね!
生まれ育った地の歴史の深さを、改めて実感する伊達市民も多いそう。
その中で、
「伊達にふさわしい博物館づくりとは?」
「博物館づくり自体を【市民イベント】にしてみよう!」という発想から、
「市民学芸員制度」という独自の資格認定制度を実施。
日頃抱いている興味や知識をもとに、個々の得意分野での「専門家」へ。
(Ex . お蕎麦好き⇒「伊達市内のそば屋の研究」)
講座履修や博物館実習、論文執筆を通して、
市の文化行政やまちづくりに活かす能力を身につけていく制度です。
晴れて、「市民学芸員」になれた暁には、
実際の博物館の企画に関わったり、自らの講演を催したり・・・
一歩も二歩も進んだ取り組みに、
我々、札幌市民はドギマギしてしまいましたが、
【サッポロ・ミュージアム デザインカフェ】の
まったりした雰囲気も負けてません!!
「是非、パクらせていただきたい」(青野さん)なんて発言もありましたが、
同じ「魅力ある博物館づくり」を目指す者として、
今後も市民同士で協動していきたいですね。

ここで、ちょっとブレイク。
冬の定番「おでん」に加え、今回は新たな目玉が登場!
岡村代表お手製の「クルミもち」です。
大好評につき、カフェのメインディッシュに昇格!!
「次回は、ヨモギもちかしら・・・??」(岡村代表)

続いて、
清田高校の鶴岡森昭先生による講演。
「科学者ゆかりの地を訪ねて-ドイツ編」と題して、
昨年、科学者などの足跡を追ってドイツの都市を訪ねた時の印象を
現地の写真と一緒にご紹介いただきました。

荘厳な建造物の写真に、うっとり・・・!!
ドイツは、数多くのノーベル賞受賞者を輩出していることから、
街のあらゆるところに、科学者の銅像があるそう。
ある化学者の銅像には、化学式が埋め込まれているんですって。
博物館に行くと、
その地に縁のある研究者の紹介展示は付き物ですが、
特定の研究者の足跡を
自分の足で辿る旅も面白いなと思いました。(もちろん観光も!)
翻って、ここ、札幌。
札幌農学校(現:北海道大学)の時代から
北国独自の研究を行った多くの科学者と縁が深いはずなんですが
(昨年も、イグノーベル賞受賞者が出ましたし・・・)
市民がその足跡を知る機会はほとんどないですよね。
なぜなんだろう?という疑問もこめて、
グループトークの時間では
「身近な科学者たち」について皆さんに語っていただきました。

やはり、札幌に縁のある科学者として、
「雪は天からの手紙」で有名な中谷宇吉郎の名前が出ていましたね。
大正・昭和にかけて市内に建てられた、科学者たちの洋風住宅の中には、
モダンなカフェやレストランとして再生されているものもあります。
「札幌カフェめぐり」をしがてら、彼らの足跡に思いを馳せてみたり・・・。
「科学者」というと、遠い存在に感じられがちだけど、
その発見が時を経て身近な製品になっていたりする。
そういう意味ではすごく身近といえるのかもしれない、という意見もありましたね。
身近といえば、カフェ会場のU-calaの床には札幌軟石が使われています。
ガーデニング資材としての特性や
採掘跡地である「石山緑地」の話に展開したグループもありました。
こうやって何気ない会話から新たな発見が生まれる瞬間は、
多彩な顔ぶれが揃っているカフェならではですね。
お向かい、お隣になった人こそ、「身近な科学者」なのかもしれません。
伊達市の「市民学芸員制度」のように、
個々が得意分野ごとに、積極的に「街の魅力づくり」に参加する、
市民ボランティア制度の構想も出ました。
身近な科学者を発掘する。
そして、自ら好きなことを「科学」してみる。
これが、私たち、札幌市民の新たな課題になっていけばいいですね。

中締めの後は、前回に引き続き、
凸版印刷様が提供して下さった、世界遺産3D映像の上映会。
札幌ではなかなかお目にかかれない、貴重な映像ばかりです!
今回は、「江戸城」と
南米の「コパン遺跡」・「ナスカの地上絵」をご紹介。
こちらのミスにより、音声が流れず、残念!!
今後どこかで、リベンジできればと思います。

改めて、ご参加いただいた皆さん、
お忙しい中、お越しいただき、ありがとうございました。
カフェ会場として【ユビキタス協創広場 U-cala】を
提供していただいた株式会社内田洋行様、
ステキな映像を提供していただいた凸版印刷様、
BGMを提供していただいた、たかやまじゅん様に
深く御礼申し上げます。
次回の
【サッポロ・ミュージアム デザインカフェ vol.5 】は
4月15日(水)に開催予定です。